game 2
彼は誰刻
■ 物語の概要
夕暮れ時。小雨が降る商店街を一人の少女が小走りに駆ける。
役者志望の彼女は夕方からのバイトに遅刻しかかっていた。
慌ただしく人込みを縫う中、意識するともしない意識が、商店街の片隅で一人佇む少女を捉えていた…。
なくしたはずの記憶が今、浮上する――
少女と出逢い、急速に心を奪われる半面、目に見える体調不良にも見舞われるようになったことも意識していた。
二人の行方は――
女の子同士の関係を描いたサウンドビジュアルノベルです。ジャンルで言えば百合。
※一部女の子同士の過剰なスキンシップ(百合描写)あるため、苦手な方はご注意ください。
主人公。月路 理世。役者志望の女の子。
久那 緋沙子。雨の日に出会う少女。
外伝 「明か時の空」
【概要】
優しくも頼りがいのある、しっかりものの管理人さん。
あまりお目にかかれないけれど、理世にとっては大儀ある大家さん。
今では当たり前に側にいてくれる二人の出会ったばかりの頃のお話と、理世と緋沙子のそれから。
【プロローグ】
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――出き過ぎていて、不自然ささえ感じる団欒を抜け出す
「佳穂子! …………出かけるの?」
「ちょっと…、用事があって」
「……………。そう」
いつからだろう。私達、本当の事言いあえなくなったの。
靴を履きながら、背後で母さんがのみ込んだ言葉がわかる。
日曜日。私は特に『予定』も『用事』も告げていなかったから。
「気をつけてね。…………ねぇ佳穂子、こんなこと言ったら余計かもしれないけど、なんだか顔色が赤くない…? もしかしたら体調が…」
「……大丈夫だから」
ごめんなさい。まだまだ子供で…――
ある休日の昼間。
大学に入学したばかりの少女は、あてどもなく家を飛び出した。
さ迷う少女が抱える想いは、孤独と疎外感。
もう18才。子供と大人の境と言えど、年齢の割には自分が幼い事を知っている――
「幼い頃になくしたものは、自分のせいじゃないって。そう信じてた」
【キャラ紹介】
宮の江京霞
理世の暮らすアパートの大家。24歳。お節介で、性格は気さく。茶目っ気はありつつも一番大人?
佐上佳穂子
アパート管理人。23歳。優しく温和な性格。だがその実しっかりしている。理世にとっては頼りになるお姉さん。見た目は性格を裏切らない…?
原画(外伝)
環月 様
背景素材
フリーの背景用写真素材RUTA 様
MIDI素材
煉獄庭園 様
効果音素材
TAM Music Factory 様
WEB WAVE LIB 様
製作ツール
Nscripter 高橋直樹 様